2023年 ロレックスの新作を大胆予想!

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2023年 ロレックスの新作を大胆予想!
監修:池田 裕之(いけだ ひろゆき)

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2021年はロングセラーのエクスプローラーI・エクスプローラーIIがついに世代交代したり、翌2022年はロレックスとしては異色のレフティ仕様GMTマスターIIが登場したり、プラチナ×アイスブルーのデイデイトがラインナップに加わったりと、例年通りに愛好家を湧かせました。

 

年もWatches & Wonders(旧SIHH。リシュモン系のカルティエ,IWC,パネライ,ジャガールクルトらが参画する新作見本市)に参画するとしたら、ロレックスの新作発表は3月27日~。2023年はデイトナ60周年・サブマリーナーやエクスプローラー70周年となりますので、「何かすごいモデルが出るのではないか」と、大きく期待せざるをえないところです。

いったい2023年はロレックスから、どのようなモデルがリリースされるのでしょうか。

この記事では、Watches & Wonders 2023に先駆けて、ロレックスの新作を大胆予想いたします!

【新作予想】クラシック回帰で第三世代のRef.6263を踏襲

1950年代にプレデイトナが存在したものの、ロレックスの公式発表によると、1963年誕生となるコスモグラフ デイトナ。

レーシングスピリットを感じさせるイカしたデザインと高級機としての風格。そして高い信頼性を誇るがゆえ、ロレックス随一の人気モデルであり、キング・オブ・クロノグラフの名を欲しいままにしてきました。

 

2023年は、そんなデイトナ60周年の節目に当たります。

過去、周年記念に特別なモデルを打ち出してきたロレックス。2013年にはプラチナ製デイトナ アイスブルー文字盤が50周年モデルとして発表されましたが、2023年も間違いなく何らかの新作―モデルチェンジにせよ、特別モデルにせよ―が登場すると予測されます。

ロレックス コスモグラフ デイトナ 116506 アイスブルー

※デイトナ50周年にあたる2013年に発表されたRef.116506。プラチナケースにアイスブルー文字盤、そしてチェスナット(栗色)ベゼルが定番とは違った特別な魅力を湛えます

 

この新作の一つの予想として、「新型ムーブメントが発表される」というのがあるかもしれません。

現行デイトナに搭載されているCal.4130は2000年に登場したRef.116520以来の名機であり、20年以上のロングセラーを誇ります。1988年にデイトナは手巻きから自動巻きへと移行されますが、この際に用いられていたムーブメントはゼニス製エルプリメロ Cal.400をベースとした、Cal.4030。ゼニスが1999年にLVMHグループ傘下となったことも手伝ってか、前述の通りロレックスでは自社開発の自動巻きクロノグラフCal.4130を2000年にリリースし、今に至るというわけです。

ロレックス Cal.4130

ロレックスコピー専門店

Cal.4130が傑出していることは、既にご存知の諸氏も多いでしょう。ロレックスらしい高い精度や堅牢性は言わずもがな。現行スポーツロレックスでは標準装備となりつつあるブルーパラクロム・ヒゲゼンマイ(当初はパラクロムヒゲゼンマイ)を搭載することで、実用時計には欲しい、耐衝撃性と耐磁性を有します。操作性も良好ですよね。

 

一方で2015年以降、ロレックスでは最新世代のムーブメント載せ替えを行っていますので、クロノグラフでも何らかの最新機種がリリースされる可能性はあります。

とは言え、ムーブメントの刷新だけでは終わらないでしょう。

なぜならデイトナは、ロレックスのフラグシップモデル。そのため新作は簡単なマイナーチェンジとは考えづらく、ドラスティックな変更が行われるのではないか。当店GINZA RASINのロレックス専門店の店長は、このように語ります。

 

では、いったいどのような新作が出るのか。

近年は、ファッション全体で「クラシック回帰」「原点回帰」が一つのトピックとなっております。時計業界でも、往年の名作を復刻したり、あえてヴィンテージな雰囲気を醸し出した製品展開が活発ですね。

http://jbbs.shitaraba.net/travel/10977/

冒頭でエクスプローラーIのモデルチェンジをご紹介いたしましたが、この新作にはケース直径36mmが採用されていることで大きな話題となりました。長らく現行モデルであったエクスプローラーI Ref.214270はケース直径39mmでしたが、2021年にその先代までの伝統であった36mmへとダウンサイジングすることとなったのです。

デイトナもこういった流れを受けて、過去のモデルを踏襲した外装デザインを採用してくるのではないか。このように予想致します。

そう、例えば手巻きデイトナ時代の、ロングセラーRef.6263のような・・!

Ref.6263は、1969年~1988年頃まで製造された、デイトナ最長の歴史を誇るモデルです。デイトナの系譜の中では第三世代に当たり、手巻きデイトナ最終世代でもあります。

第一世代・第二世代に比べると大幅にスペックアップしていること。また製造期間が長く、比較的状態の良い個体が入手しやすいことから、手巻きデイトナの中でも随一の人気を誇ってきました(もっとも、第一世代・第二世代は希少性がきわめて高く、一般市場になかなか出回らないことも大きく関係しておりますが)。長い歴史の中で様々なマイナーチェンジが行われており、それらがファンによって体系立てられていることも、手巻きデイトナの熱狂的人気を象徴する一幕ですね。

 

そんな手巻きデイトナ Ref.6263の大きな特徴は、防水性が50mに高められたことです(第二世代までは30m防水)。堅牢なオイスターケースはそのままに、プッシャーもねじ込み式になったことから、いっそうの実用性の向上が図られています。

また、先代同様にバルジューCal.72Bを改良し、かつ高精度化したCal.727を搭載していることも特筆すべき点です。

第三世代のデイトナにはメタル製ベゼルのRef.6265もほぼ同時期に誕生し、ラインナップされましたが、近年のセラクロムベゼル人気―デイトナ Ref.116500LNに代表されるような―を鑑みるに、復刻されるとしたらプラスティックベゼルが引き締まったRef.6263となるのでしょう。

プラベゼルの雰囲気はセラクロムベゼルで踏襲しつつ、リューズガードの無いスッキリとしたデザインになることも、併せて予想致します。

ロレックス 新作予想

 

気になるのは、文字盤バリエーションです。

現在のデイトナはブラック・ホワイトの二色展開となっておりますが、恐らくこちらは踏襲されつつ、ちょっとした変更が加えられるのでは・・・などと予想してみます。

そこで、やはり手巻きデイトナ時代のような、ホワイト文字盤×ブラックインダイアルおよびブラック文字盤×ホワイトインダイアルといった、「パンダ」の顔立ちが採用されるのではないでしょうか。

 

ちなみに、同一コレクション内にブラック文字盤とホワイト文字盤があった時、一般的にはブラック文字盤に人気の軍配が上がるものです。

しかしながら近年では、逆転現象が起きることも。もともとスポーツ系にホワイト文字盤が少ないことも影響していると思われますが、デイトナ Ref.116500LNのホワイトのカッコよさたるや筆舌に尽くしがたく、少なくともデイトナ Ref.116500LNのリリース以来、過去のデイトナやエクスプローラーII等のホワイト文字盤人気が、各段に上がることとなりました。

とは言え、もちろん引き締まったブラックも素晴らしく、高い人気を誇ります。

 

この「人気」ゆえに、デイトナはここ何年も、定価を大きく超える実勢相場を続けていることも、大きな特徴であり、これから購入する愛好家にとっては悩ましいところ。

ロレックス全体が相場上昇しているものの、デイトナは別格で、とりわけ現行Ref.116500LNはステンレススティール製であるにもかかわらず、400~500万円超の値付けが当たり前。現行品であるにもかかわらず正規店での購入は難しく、並行輸入市場でも品薄が続きます。

2023年にモデルチェンジが敢行されれば、Ref.116500LNはもちろんのこと、歴代デイトナでさらなる相場高騰を見せてくることは、想像に難くないでしょう。

新作発表を迎えておらず、まだ相場が落ち着いている今。デイトナは、大きな買い時を迎えています!

モーリス・ラクロア、よりモダンにスタイルチェンジした新作「ポントス S クロノグラフ」を発売

モーリス・ラクロアは、コンテンポラリーなデザインが特徴のコレクション「ポントス クロノグラフ」の最新作となる「ポントス S クロノグラフ」が発売された。シルバーホワイトとダークブルーの2カラーを用意し、エレガンスとスポーツを両立させるデザインと使いやすさが魅力だ。

ポントス S クロノグラフ

 

スポーティーとエレガンスを併せ持つクロノグラフ
モーリス・ラクロアは、ポントスコレクションの時計コピー最新作「ポントス S クロノグラフ」を発売した。セラミックス製のタキメーターベゼルや、立体感を持たせたスポーティーなダイアルなど、これまでのポントスでは無かったデザインが取り入れられている。

ポントス S クロノグラフ

モーリス・ラクロア「ポントス S クロノグラフ」
自動巻き(Cal.ML112)。21石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約42時間。SSケース(直径43mm、厚さ15mm)。10気圧防水。
ダイアルカラーは、“シルバーホワイト”と“ダークブルー”の2色が用意され、それぞれマットな質感が特徴のサンドブラスト仕上げが施される。時針と分針のオープンワーク部分や、インデックスとミニッツトラックの間にあるレクタングルシェイプの小さなマーカーにもスーパールミノバが塗布され、暗所での高い視認性を確保。植字によるアワーインデックスには、見る角度によって光の陰影を演出するファセット仕上げとなっている。

ダイhttps://www.pinterest.jp/rasupa2008/アルのレイアウトは、12時位置の30分積算計、6時位置の12時間積算計の2つが上下に並び、9時位置にはスモールセコンド、反対側の3時位置にはデイデイト表示を配置。30分積算計と12時間積算計の中央は、ダイアルが受ける光の反射を抑え、視認性を高めるという効果も得られるサンドブラスト仕上げが、またその周囲はスネイル仕上げが施され、一見シンプルながら凝ったつくりである。