ポール & ジョー“猫のヌネット”モチーフの腕時計、ピンクカラーのチックタック限定ウォッチ

猫の“ヌネット”×スクエアケースの限定腕時計

「スクエア ヌネット」は、クラシカルなスクエアケースに、猫の“ヌネット”モチーフのダイアルを組み合わせた腕時計。愛らしい表情のヌネットの顔をダイアル全面にプリントしている。

新たに登場するチックタック限定腕時計は、ライトピンクゴールドのケースに艶やかなシアーピンクのダイアル、ベビーピンクのレザーストラップを組み合わせ、華やかでチャーミングな佇まいに。クリスマスプレゼントや自分へのご褒美にもおすすめだ。

【詳細】
ポール & ジョー「スクエア ヌネット」チックタック限定モデル
発売日:2022年12月2日(金)
展開場所:チックタック 各店舗、チックタック オンラインストア
価格:23,100円〈100本限定〉
ケース:ステンレススチール(ライトピンクゴールドIP)、ラグ幅14mm
ガラス:ミネラルクリスタル
サイズ:直径26mm
ハイブランド コピー防水性:3気圧防水
文字盤:ピンク/旭光
ストラップ素材:カーフレザー(ベビーピンク)、ラグ幅14mm
※ステンレススチールストラップの「スクエア ヌネット」ポール & ジョー公式オンライン・FORTUNE SQUARE オンラインショップ限定モデルも同時発売。

ロレックスが認定中古

ロレックスは12月1日、公式サイトで認定の中古品プログラムを開始すると発表した。ブランド自体が中古品を認定及び真正品を保証するケースは珍しい。スイスを始めとする欧州の6ヵ国で始める。ロレックスの時計は二次流通では、定価を上回る値段で取引されるものもあり、認定中古品の販売価格が注目されている。

プレ値品の販売価格が注目点
ロレックス ロレックスが認定の中古品プログラムを開始するロレックスが認定の中古品プログラムを開始する

認定中古品プログラムは、初回販売より3年以上経過した全てのロレックスヨットマスター コピーの時計が対象。真正品であることを認定し、付属品として、認定中古品シール(タグ)と2年間の国際保証を付ける。12月初めからスイス、オーストリア、ドイツ、フランス、デンマーク、英国の6ヵ国にあるブヘラブティックで販売を開始。また、これに参加する正規品販売店は来年春頃から順次販売を開始するという。

これまでブランドによる認定中古品は、ブライトリングやフランクミュラー総輸入代理店のワールド通商が行う正規認定中古時計がある。ただ、二次流通の相場が新品定価を超える、いわゆる「プレ値」で取引されるものが多いロレックスとは意味合いが異なる。

そのため、二次流通市場で注目を集めているのは、認定中古品の販売価格だ。中でも新品定価を上回る「プレ値」で取引されているモデルが注目されている。相場よりも安く販売した場合、転売を招く事態になりかねない。一方で二次流通の相場に基づいたプレ値で販売した場合、店頭では新品より認定中古品の方が高いという事態が起きてしまう。

 

ヴァシュロンコンスタンタン ヒストリーク 222

2022年に発表された新作モデルのうち、当店GINZA RASINが「傑作」と選ぶ腕時計。第2位はヴァシュロンコンスタンタンのレガシーを現代に蘇らせた、ヒストリークコレクション Ref.222です!

近年、各ブランドがリリースする「復刻モデル(かつて製造していた歴史的モデルのデザインやコンセプトを踏襲しつつ、現代的な技術で以て再リリースする手法)」には名作が居並びますが、その中でも新作Ref.222は、傑出した一本と言えます。

そんなRef.222を手掛けるヴァシュロンコンスタンタンは、パテックフィリップ・オーデマピゲと並んで、世界三大時計ブランドの一角を成す名門です。さらに創業1755年と、数あるハイメゾンの中でも老舗中の老舗であり、「一度も時計製造の手を止めず、連綿と経営を続けてきた」といった意味では、現存する時計ブランド最古の存在となります。

 

ヴァシュロンコンスタンタンのコレクションは、現代では珍しく、ドレスウォッチやクラシカルウォッチが中心的です。パトリモニーやトラディショナル、マルタ等々、名作を挙げるとキリがありません。

しかしながら、雲上ブランドらしい高貴さとスポーティーなデザイン・性能をバランスよく備えたラグジュアリー・スポーツウォッチラインも展開しております。それが、オーヴァーシーズです。

ヴァシュロンコンスタンタン クロノグラフ

オーヴァーシーズ自体は1996年初出。前述したパテックフィリップ ノーチラス,オーデマピゲ ロイヤルオークなどのラグジュアリー・スポーツウォッチと比べると、新しいコレクションと言えます。

しかしながら、その出自は1977年に遡ることができます。

この年、創業222周年を迎えたヴァシュロンコンスタンタンは、アニバーサリーイヤーを型番としたモデルを発表しました。222本限定生産された、Ref.222がこれに当たります。

ヴァシュロンコンスタンタン 222

※オリジナルのRef.222

同年代のラグジュアリー・スポーツウォッチのパイオニアらと同じく、ステンレススティールを素材に(実際は上の画像のように、ゴールドモデルもリリースされましたが)、ケース・ブレスレットが一体型となった意匠。当時の雲上ブランドとしては珍しく大きい37mmサイズ。一方で雲上ブランドの高級機らしい薄く上品な外装(なんと、厚さ7mm!ドレスウォッチと見紛う薄さです)、そしてこれまでのステンレススティール製モデルではありえないような極上の仕上げが施されることで、高級スポーツウォッチとして完成していたことが、画像からもおわかり頂けるのではないでしょうか。

なおオリジナルのRef.222は、発表当時では珍しい無反射コーティング サファイアクリスタルガラスの採用や、ダイバーズウォッチの回転ベゼルを彷彿とさせるデザインのねじ止めベゼル―まるで舷窓を彷彿とさせる―の搭載。さらには薄型でありながらも120m防水を堅持する様は、最先端スポーツウォッチであったことも特筆すべき点です。

※余談ですが、ロイヤルオークもノーチラスも「舷窓」が一つのデザインコンセプトとなっておりました。
天才デザインーとして名高いジェラルド・ジェンタ氏がロイヤルオーク、ノーチラスともにデザインしたことは有名ですが、前者が戦艦ロイヤルオーク号の、後者が潜水艦ノーチラス号を名前の由来としており、それぞれ戦艦・潜水艦の舷窓がデザインモチーフとなっております。

Ref.222のデザイナーはジェラルド・ジェンタ氏ではなく、ブレゲのマリーンやタグホイヤーのキリウムを手掛けたヨルグ・イゼック氏に依ります。
Ref.222は舷窓をモチーフにしたかどうかは定かではありませんが、1970年代に花開いたラグジュアリー・スポーツウォッチとデザインコードを共通していると言えます。

 

このRef.222が、2022年、現代に蘇りました。本項でご紹介している2022年新作ヒストリーク Ref.222です。

ヴァシュロンコンスタンタン 2022年新作

出典:https://www.vacheron-constantin.com/jp/ja/home.html

前述の通り、Ref.222は現行オーヴァーシーズの始祖と言われています。

しかしながらRef.222は1984年にRef.333へ、そして1989年にフィディアスへとアップデートを果たしており、オーヴァーシーズはRef.222のみならず、とりわけフィディアスの影響を強く受けていると言われています。

一方でこの度の復刻は、純然たるRef.222の復刻です。

そう、「純然たる」と称するのは、このヒストリーク Ref.222がオリジナルのデザインや薄型エレガンスを、忠実に復刻しているためです。

ヴァシュロンコンスタンタン 2022年新作

出典:https://www.vacheron-constantin.com/jp/ja/home.html

薄型ケースと一体型になった薄いブレスレット。シンプルで高い視認性を誇りながらも、美しいシャンパンカラーが風格漂う文字盤。独特のベゼル、そして文字盤12時位置とラグ5時位置のマルタ十字・・・実機はまだ見ることができておりませんが、まさしく正統派ラグジュアリー・スポーツウォッチを、当時の鮮烈なまでの印象とともに、現代に蘇らせたという表現がふさわしいでしょう。

また、ツヤ消し仕上げをメインに随所にポリッシュ仕上げを加えたコンビネーション式とすることで、薄型ながらも立体的な造形を実現しています。とりわけエッジ部分に施されるポリッシュは、雲上ブランドならではの丁寧な仕事を感じさせますね。

 

なお、1970年代のラグジュアリー・スポーツウォッチを語るトピックに「ステンレススティール製」が挙げられますが、新作ではイエローゴールド製モデルとしてリリースされました。

現在、市場を熱狂させている―異常とも言える相場急騰を伴って―ステンレススティールではなく、イエローゴールドで復刻させたヴァシュロンコンスタンタン。その思惑はさておき、流行に流されない、ヴァシュロンコンスタンタンの大御所としての風格をも感じさせます(とは言え、復刻Ref.222の成功を受けて、今後のステンレススティール製モデルのバリエーション追加も気になるところです)。

 

もっとも、デザインはオリジナルを踏襲しているとは言え、異なる点もあります。

まず、ケース直径は変わらず37mmですが、厚さがわずかに増して7.95mmとなりました。