ダイヤが煌めきながら回転! シャネル前代未聞の新作

かつての「ジュネーブSIHH」と「バーゼルワールド」の主役級ブランドが一堂に会し、今年はリアルで開催された世界最大の時計フェア「ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ2022」。「ワンダーズ」という言葉に象徴されるように、数々の時計には新たな発見と驚きがいっぱいだ。

シリーズ第13弾は、「シャネル」。時計ジャーナリストの菅原 茂氏とENGINE編集部時計担当の前田清輝がその魅力を解説する。

5番目の自社ムーブメントはフライングトゥールビヨン

シャネルにとって重要な数字はなんといっても「5」。最新作「J12 ダイヤモンド トゥールビヨン」に搭載されているのは、5番目に誕生した自社ムーブメントである。パリでデザインされ、スイスに構えるシャネルの自社工場で具体的な開発と組み立てが行われたこのムーブメントは、フライングトゥールビヨンの中央に0.18カラットのダイヤモンドを配し、煌めきながら回転するという前代未聞の設計が驚き。トゥールビヨンのキャリッジや時刻表示の針、リュウズにもダイヤモンドをあしらい、ブラックに宝石の白い輝きが映える様はまさにシャネルワールドだ。

 

J12 ダイヤモンド トゥールビヨン
円形のブリッジの周りに輪列が展開する特異な構造やライオンのモチーフは自社ムーブメントの証。ケースとブレスレットは高耐性マットブラック セラミック。ベゼルにもバゲットカット調のマットブラック セラミックをセット。トゥールビヨン、針、リュウズにダイヤモンド。手巻き。ケース直径38mm、世界限定55本。

33mmモデル専用に開発された新しい自動巻きムーブメント、キャリバー12.2を搭載。38mm径モデルに搭載されるキャリバー 12.1同様、シャネルが資本参加するケニッシ社製のムーブメントは、50時間パワーリザーブ、COSC認定クロノメーターの高精度も特長。高耐性セラミック&ステンレススティール、200m防水。86万3500円。

菅原 「ムッシュー ドゥ シャネル」以来、ユニークな自社ムーブメントに常に注目してきたのだが、今回の「キャリバー 5」にはびっくり仰天。各社が軽量化に取り組むトゥールビヨンにまさかのダイヤモンド。ふつうならありえない発想だが、製品化までに試行錯誤があったのではないかと察する。でも結局、やったもの勝ち!

前田 シャネルは毎年、紹介したい時計コピー新作が多くて悩んでしまうブランドだ。そんな中、今回注目したのは「J12」だ。ダイヤモンドをあしらったトゥールビヨンに目を奪われる一方で、新たに加わったケース直径33mmのモデル「J12 キャリバー 12.2」には、専用のムーブメントを搭載しているあたりに真摯な時計作りが伝わってくる。

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