ユンハンス創業者の生誕200周年を記念した限定モデルが登場

1823年1月1日にドイツのシュヴァルツヴァルトに生まれたユンハンスの創業者、エアハルト・ユンハンスの生誕200周年を記念して、200本限定の記念モデル「Meister fein Automatic Edition Erhard」が2種類発表された。

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200本だけの特別な18Kゴールドケースのユンハンス
今回ユンハンスが発表したのは、18Kゴールド製のケースを採用した、2本の限定モデルだ。素材もデザインも、通常のコレクションとはまったく異なっている。

自動巻き(Cal.J800.1)。17石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。18KYGケース(直径39.5mm、厚さ11.0mm)。3気圧防水。世界限定200本。148万5000円(税込み)。
ポリッシュ仕上げのダイアルにはユンハンスの通常のブロック体のロゴではなく、ユンハンスの歴史的な書体ロゴが見られる。新たにこの2本の記念モデルのために特別にデザインされたアワーマーカーは、一見すると細長いバーインデックスのように見えるが、よく見るとローマ数字であることがわかる。

また、ケースがフロント部分とケースバックを結び付け、それぞれが丸みを帯びた研削仕上げのサファイアクリスタルで作られ、円盤形になっている。ダイアルとストラップはかすかに盛り上がり、独特の立体感を保っている。

ケースバック
裏面には創業者エアハルト・ユンハンスの手書きのサインが見られる。人間工学に基づいて設計されたサファイアクリスタル製のケースバックは快適な着用感を生み出すと同時に、搭載されるムーブメントを観賞することができる。シュランベルク本社で開発・製造されたこのローターはツーアーム構造で、ムーブメントの繊細な装飾が見やすく、ローターベアリングのカバーにはエアハルト・ユンハンスのポートレートが刻印されている。

受け継がれるエアハルト・ユンハンスのアイデンティティ
1859年、エアハルトは独立を決意し、義理の兄弟ヤコブ・ツェラー=トブラーとともに、ガイスハルデに土地を購入した。1861年にはその場所にユンハンス社が生まれ、今日に至るまでそこで活動している。

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ドイツバーデン=ヴュルテンベルク州の都市であるシュランベルクの麦わら帽子工房で見習いをしていた時代からエアハルトは企業家としての才覚を現し、その後、工場の共同経営者にまでなっていった。
当初は時計部品の製造に特化していたが、1866年にはユンハンスのオリジナルの時計を初めて設計・製造している。1890年頃にはすでに数多くの特許と製造過程が開発され、ユンハンス製の時計はドイツ製の手頃な価格で買える高品質時計の代名詞となり、世界中で発売されるようになり、一時は3000人以上の従業員を擁して年間300万台以上の時計を製造するまでとなった。

当時、外国からの安い輸入品によってシュヴァルツヴァルトの伝統的な時計作りが機器に陥っていたが、エアハルトは革新的な製造プロセスや新しい技術を導入していった。当初はこれに対して懐疑的な見方もあったが、この思い切った行動が基盤となり、やがて成功に繋がった。

まさしく、エアハルト・ユンハンスがなくてはならない企業であったが、1870年に早世してしまう。先見的な思考と独創的な行動は現在もユンハンス社のアイデンティティに大きな影響を与え続けていることを表現した特別な限定タイムピースである。発売時期は4月予定となっている。

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