ロレックスが認定中古

ロレックスは12月1日、公式サイトで認定の中古品プログラムを開始すると発表した。ブランド自体が中古品を認定及び真正品を保証するケースは珍しい。スイスを始めとする欧州の6ヵ国で始める。ロレックスの時計は二次流通では、定価を上回る値段で取引されるものもあり、認定中古品の販売価格が注目されている。

プレ値品の販売価格が注目点
ロレックス ロレックスが認定の中古品プログラムを開始するロレックスが認定の中古品プログラムを開始する

認定中古品プログラムは、初回販売より3年以上経過した全てのロレックスヨットマスター コピーの時計が対象。真正品であることを認定し、付属品として、認定中古品シール(タグ)と2年間の国際保証を付ける。12月初めからスイス、オーストリア、ドイツ、フランス、デンマーク、英国の6ヵ国にあるブヘラブティックで販売を開始。また、これに参加する正規品販売店は来年春頃から順次販売を開始するという。

これまでブランドによる認定中古品は、ブライトリングやフランクミュラー総輸入代理店のワールド通商が行う正規認定中古時計がある。ただ、二次流通の相場が新品定価を超える、いわゆる「プレ値」で取引されるものが多いロレックスとは意味合いが異なる。

そのため、二次流通市場で注目を集めているのは、認定中古品の販売価格だ。中でも新品定価を上回る「プレ値」で取引されているモデルが注目されている。相場よりも安く販売した場合、転売を招く事態になりかねない。一方で二次流通の相場に基づいたプレ値で販売した場合、店頭では新品より認定中古品の方が高いという事態が起きてしまう。

 

ヴァシュロンコンスタンタン ヒストリーク 222

2022年に発表された新作モデルのうち、当店GINZA RASINが「傑作」と選ぶ腕時計。第2位はヴァシュロンコンスタンタンのレガシーを現代に蘇らせた、ヒストリークコレクション Ref.222です!

近年、各ブランドがリリースする「復刻モデル(かつて製造していた歴史的モデルのデザインやコンセプトを踏襲しつつ、現代的な技術で以て再リリースする手法)」には名作が居並びますが、その中でも新作Ref.222は、傑出した一本と言えます。

そんなRef.222を手掛けるヴァシュロンコンスタンタンは、パテックフィリップ・オーデマピゲと並んで、世界三大時計ブランドの一角を成す名門です。さらに創業1755年と、数あるハイメゾンの中でも老舗中の老舗であり、「一度も時計製造の手を止めず、連綿と経営を続けてきた」といった意味では、現存する時計ブランド最古の存在となります。

 

ヴァシュロンコンスタンタンのコレクションは、現代では珍しく、ドレスウォッチやクラシカルウォッチが中心的です。パトリモニーやトラディショナル、マルタ等々、名作を挙げるとキリがありません。

しかしながら、雲上ブランドらしい高貴さとスポーティーなデザイン・性能をバランスよく備えたラグジュアリー・スポーツウォッチラインも展開しております。それが、オーヴァーシーズです。

ヴァシュロンコンスタンタン クロノグラフ

オーヴァーシーズ自体は1996年初出。前述したパテックフィリップ ノーチラス,オーデマピゲ ロイヤルオークなどのラグジュアリー・スポーツウォッチと比べると、新しいコレクションと言えます。

しかしながら、その出自は1977年に遡ることができます。

この年、創業222周年を迎えたヴァシュロンコンスタンタンは、アニバーサリーイヤーを型番としたモデルを発表しました。222本限定生産された、Ref.222がこれに当たります。

ヴァシュロンコンスタンタン 222

※オリジナルのRef.222

同年代のラグジュアリー・スポーツウォッチのパイオニアらと同じく、ステンレススティールを素材に(実際は上の画像のように、ゴールドモデルもリリースされましたが)、ケース・ブレスレットが一体型となった意匠。当時の雲上ブランドとしては珍しく大きい37mmサイズ。一方で雲上ブランドの高級機らしい薄く上品な外装(なんと、厚さ7mm!ドレスウォッチと見紛う薄さです)、そしてこれまでのステンレススティール製モデルではありえないような極上の仕上げが施されることで、高級スポーツウォッチとして完成していたことが、画像からもおわかり頂けるのではないでしょうか。

なおオリジナルのRef.222は、発表当時では珍しい無反射コーティング サファイアクリスタルガラスの採用や、ダイバーズウォッチの回転ベゼルを彷彿とさせるデザインのねじ止めベゼル―まるで舷窓を彷彿とさせる―の搭載。さらには薄型でありながらも120m防水を堅持する様は、最先端スポーツウォッチであったことも特筆すべき点です。

※余談ですが、ロイヤルオークもノーチラスも「舷窓」が一つのデザインコンセプトとなっておりました。
天才デザインーとして名高いジェラルド・ジェンタ氏がロイヤルオーク、ノーチラスともにデザインしたことは有名ですが、前者が戦艦ロイヤルオーク号の、後者が潜水艦ノーチラス号を名前の由来としており、それぞれ戦艦・潜水艦の舷窓がデザインモチーフとなっております。

Ref.222のデザイナーはジェラルド・ジェンタ氏ではなく、ブレゲのマリーンやタグホイヤーのキリウムを手掛けたヨルグ・イゼック氏に依ります。
Ref.222は舷窓をモチーフにしたかどうかは定かではありませんが、1970年代に花開いたラグジュアリー・スポーツウォッチとデザインコードを共通していると言えます。

 

このRef.222が、2022年、現代に蘇りました。本項でご紹介している2022年新作ヒストリーク Ref.222です。

ヴァシュロンコンスタンタン 2022年新作

出典:https://www.vacheron-constantin.com/jp/ja/home.html

前述の通り、Ref.222は現行オーヴァーシーズの始祖と言われています。

しかしながらRef.222は1984年にRef.333へ、そして1989年にフィディアスへとアップデートを果たしており、オーヴァーシーズはRef.222のみならず、とりわけフィディアスの影響を強く受けていると言われています。

一方でこの度の復刻は、純然たるRef.222の復刻です。

そう、「純然たる」と称するのは、このヒストリーク Ref.222がオリジナルのデザインや薄型エレガンスを、忠実に復刻しているためです。

ヴァシュロンコンスタンタン 2022年新作

出典:https://www.vacheron-constantin.com/jp/ja/home.html

薄型ケースと一体型になった薄いブレスレット。シンプルで高い視認性を誇りながらも、美しいシャンパンカラーが風格漂う文字盤。独特のベゼル、そして文字盤12時位置とラグ5時位置のマルタ十字・・・実機はまだ見ることができておりませんが、まさしく正統派ラグジュアリー・スポーツウォッチを、当時の鮮烈なまでの印象とともに、現代に蘇らせたという表現がふさわしいでしょう。

また、ツヤ消し仕上げをメインに随所にポリッシュ仕上げを加えたコンビネーション式とすることで、薄型ながらも立体的な造形を実現しています。とりわけエッジ部分に施されるポリッシュは、雲上ブランドならではの丁寧な仕事を感じさせますね。

 

なお、1970年代のラグジュアリー・スポーツウォッチを語るトピックに「ステンレススティール製」が挙げられますが、新作ではイエローゴールド製モデルとしてリリースされました。

現在、市場を熱狂させている―異常とも言える相場急騰を伴って―ステンレススティールではなく、イエローゴールドで復刻させたヴァシュロンコンスタンタン。その思惑はさておき、流行に流されない、ヴァシュロンコンスタンタンの大御所としての風格をも感じさせます(とは言え、復刻Ref.222の成功を受けて、今後のステンレススティール製モデルのバリエーション追加も気になるところです)。

 

もっとも、デザインはオリジナルを踏襲しているとは言え、異なる点もあります。

まず、ケース直径は変わらず37mmですが、厚さがわずかに増して7.95mmとなりました。

ブライトリング「アベンジャー」からブラックMOPダイアルの日本限定モデルが登場

2001年の誕生以来、高い視認性と耐衝撃性で機能ウォッチとして世界中にファンを持つブライトリングの「アベンジャー コレクション」。今回、ダイアルにブラック マザー オブ パールを採用した特別な日本限定モデルが登場する。

アベンジャー オートマチック 43 ブラック マザー オブ パール ジャパン リミテッド
ブライトリング「アベンジャー オートマチック 43 ブラック マザー オブ パール ジャパン リミテッド」
自動巻き(Cal.ブライトリング17)。25石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。

https://www.webchronos.net/wp-content/uploads/2022/11/sub16464_880.jpg無骨なケースとMOPダイアルの柔らかな表情
2001年に初登場したアベンジャーコレクションは、19年にリニューアルを果たし、現代的な航海の時代への移行とともに変遷してきた、ブライトリングのパイロットウォッチの進化を象徴するモダンなコレクションである。

大胆な外観に頑強かつ優れた耐衝撃性を備え、ラチェット式逆回転防止ベゼルにはユニークなライダータブが装着され、グローブを装着したままでも使用することができる。ブライトリングのDNAを存分に表現し、大空を駆る冒険家にたしかな安全性と信頼性を提供する。

https://plaza.rakuten.co.jp/gekiyasucopy/

アベンジャー オートマチック 43 ブラック マザー オブ パール ジャパン リミテッド

日本限定100本の証として、ケースバックにはONE OF 100の文字が刻まれる。
アベンジャー コレクションの中でも、高い視認性を誇るアベンジャー オートマチック43。今回披露された「アベンジャー オートマチック 43 ブラック マザー オブ パール ジャパン リミテッド」は、ダイアルにブラック マザー オブ パールを採用した日本だけの特別なモデルである。

マザーオブパールのダイアルはその唯一無二の表情から日本では常に高い人気を誇るディティールである。センターには時針・分針・アクセントカラーのレッドの秒針、3時位置には日付窓が配されている。

ステンレススティール製のケースは43mmでラチェット式逆回転ベゼルを装備する。搭載されるムーブメントはブライトリングキャリバー17だ。インデックスと針にはスーパールミノバ®︎蛍光塗料が塗布されているため、どんな環境でも時刻を読み取りやすい。ブレスレットはステンレススティール製、もしくは穴留め式バックルまたはフォールディングクラスプのミリタリーレザーストラップ仕様が用意されている。

ウブロ ビッグバン ウニコを買うなら知っておきたいこと

「FUSION(フュージョン)」、すなわち融合の精神のもと、高級時計市場にセンセーションを巻き起こしてきたウブロ。

インパクト抜群のデザインもさることながら、新素材開発やスマートウォッチ事業への参入などといった「攻め」の姿勢を崩さないブランディングに、ファンになったという方も多いのではないでしょうか。

 

かく言う私も、その一人。

長らく時計業界で様々なブランドのモデルに触れ、時には所有してきましたが、ウブロには特別な存在感を覚えます。

多くの時計が並んでいても、ウブロは非常に目立っており、一度見たら忘れられない。そんなインパクトと独創性を抱えています。

 

そしてウブロの中でも、現在最も勢いのあるモデルがビッグバン ウニコではないでしょうか。

実際、東京 銀座で高級時計専門店を構える当店GINZA RASINでも、ビッグバン ウニコは数ある時計の中でもきわめて高い人気を誇ります。

とは言え、決して安くはないウブロ。そのウブロの中でもハイエンドに当たるビッグバン ウニコがどんな時計なのか、購入前に知っておきたいところですね。

 

そこでこの記事では、ウブロ ビッグバン ウニコを買うなら知っておきたいことを徹底解説いたします。

これから購入しようか迷っている方、気になっている方は、ぜひ参考にしてみて下さい!

ウブロ ビッグバン ウニコとは?
本稿でご紹介するウブロ コピー ビッグバン ウニコとは、いったいどのような時計なのでしょうか。

 

ビッグバンは2005年に誕生し、今やウブロのフラグシップとなった一大コレクションです。このビッグバンには、非常に多彩なバリエーションが存在しています。

例えば初代から愛されている自動巻きクロノグラフの44mmサイズ「ビッグバン スティール」。2006年にコレクションに加わり、ビッグバン人気を押し上げることとなった「オールブラック」。あるいは2020年に誕生したラグスポを思わせる「ビッグバン インテグラル」・・・

そのいずれもがウブロのFUSIONの精神性を体現する、素晴らしいモデルであることは間違いありません。

この中でも、本稿で特別取り上げたいのがビッグバン ウニコです。

ビッグバン ウニコとは、2010年にラインナップに加わったモデルです。

ビッグバン ウニコ

「ウニコ」はスペイン語で唯一やユニークを意味する用語で、ウブロの自社開発クロノグラフ・ムーブメントとなります。ウブロ曰く、研究開発部門で4年もの歳月をかけて、完成にこぎつけたとのこと。

300超ものパーツによって構成されるウニコは、スケルトナイズされた文字盤・そして裏蓋側からユーザーが鑑賞できるのが、大きな特徴となっております。

※クロノグラフ・・・時分針の他にクロノグラフ針を有し、スタート・ストップボタンによって針を稼働させ、時間計測する時計の機能。簡単に言うとストップウォッチ。実用面と言うよりも、クロノグラフ特有のタキメータースケールやインダイアルがレーシーなデザインを作り上げるとして、数ある時計機能の中でも大変人気の高い一つとなっております。

 

そう、ウニコは「魅せるためのムーブメント」になっていることがミソ。こちらも後述しますが、文字盤から覗くウニコはパーツが全体のカラーやスタイルと調和するよう仕上げられており、またカレンダーディスクを始めとした機能面での構成要素が、デザインにも一役買っていることが見て取れます。

2010年当時、ウブロは既にアエロ・バンとして、文字盤をスケルトン構造にする手法を確立しておりましたが、ビッグバン ウニコの存在によって、そのスタイルはいっそうの風格をまとったと言えるでしょう。

 

そんなウブロ ビッグバン ウニコは登場から10年以上が経過する今、同社を代表するモデルとなっているのは前述の通りです。

さらにビッグバン ウニコの中でも多彩なバリエーション展開を行っており、ご自身のお気に入りの一本をお求め頂ける魅力を有していると言えるでしょう。

2023年 ロレックスの新作を大胆予想!

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2023年 ロレックスの新作を大胆予想!
監修:池田 裕之(いけだ ひろゆき)

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2021年はロングセラーのエクスプローラーI・エクスプローラーIIがついに世代交代したり、翌2022年はロレックスとしては異色のレフティ仕様GMTマスターIIが登場したり、プラチナ×アイスブルーのデイデイトがラインナップに加わったりと、例年通りに愛好家を湧かせました。

 

年もWatches & Wonders(旧SIHH。リシュモン系のカルティエ,IWC,パネライ,ジャガールクルトらが参画する新作見本市)に参画するとしたら、ロレックスの新作発表は3月27日~。2023年はデイトナ60周年・サブマリーナーやエクスプローラー70周年となりますので、「何かすごいモデルが出るのではないか」と、大きく期待せざるをえないところです。

いったい2023年はロレックスから、どのようなモデルがリリースされるのでしょうか。

この記事では、Watches & Wonders 2023に先駆けて、ロレックスの新作を大胆予想いたします!

【新作予想】クラシック回帰で第三世代のRef.6263を踏襲

1950年代にプレデイトナが存在したものの、ロレックスの公式発表によると、1963年誕生となるコスモグラフ デイトナ。

レーシングスピリットを感じさせるイカしたデザインと高級機としての風格。そして高い信頼性を誇るがゆえ、ロレックス随一の人気モデルであり、キング・オブ・クロノグラフの名を欲しいままにしてきました。

 

2023年は、そんなデイトナ60周年の節目に当たります。

過去、周年記念に特別なモデルを打ち出してきたロレックス。2013年にはプラチナ製デイトナ アイスブルー文字盤が50周年モデルとして発表されましたが、2023年も間違いなく何らかの新作―モデルチェンジにせよ、特別モデルにせよ―が登場すると予測されます。

ロレックス コスモグラフ デイトナ 116506 アイスブルー

※デイトナ50周年にあたる2013年に発表されたRef.116506。プラチナケースにアイスブルー文字盤、そしてチェスナット(栗色)ベゼルが定番とは違った特別な魅力を湛えます

 

この新作の一つの予想として、「新型ムーブメントが発表される」というのがあるかもしれません。

現行デイトナに搭載されているCal.4130は2000年に登場したRef.116520以来の名機であり、20年以上のロングセラーを誇ります。1988年にデイトナは手巻きから自動巻きへと移行されますが、この際に用いられていたムーブメントはゼニス製エルプリメロ Cal.400をベースとした、Cal.4030。ゼニスが1999年にLVMHグループ傘下となったことも手伝ってか、前述の通りロレックスでは自社開発の自動巻きクロノグラフCal.4130を2000年にリリースし、今に至るというわけです。

ロレックス Cal.4130

ロレックスコピー専門店

Cal.4130が傑出していることは、既にご存知の諸氏も多いでしょう。ロレックスらしい高い精度や堅牢性は言わずもがな。現行スポーツロレックスでは標準装備となりつつあるブルーパラクロム・ヒゲゼンマイ(当初はパラクロムヒゲゼンマイ)を搭載することで、実用時計には欲しい、耐衝撃性と耐磁性を有します。操作性も良好ですよね。

 

一方で2015年以降、ロレックスでは最新世代のムーブメント載せ替えを行っていますので、クロノグラフでも何らかの最新機種がリリースされる可能性はあります。

とは言え、ムーブメントの刷新だけでは終わらないでしょう。

なぜならデイトナは、ロレックスのフラグシップモデル。そのため新作は簡単なマイナーチェンジとは考えづらく、ドラスティックな変更が行われるのではないか。当店GINZA RASINのロレックス専門店の店長は、このように語ります。

 

では、いったいどのような新作が出るのか。

近年は、ファッション全体で「クラシック回帰」「原点回帰」が一つのトピックとなっております。時計業界でも、往年の名作を復刻したり、あえてヴィンテージな雰囲気を醸し出した製品展開が活発ですね。

http://jbbs.shitaraba.net/travel/10977/

冒頭でエクスプローラーIのモデルチェンジをご紹介いたしましたが、この新作にはケース直径36mmが採用されていることで大きな話題となりました。長らく現行モデルであったエクスプローラーI Ref.214270はケース直径39mmでしたが、2021年にその先代までの伝統であった36mmへとダウンサイジングすることとなったのです。

デイトナもこういった流れを受けて、過去のモデルを踏襲した外装デザインを採用してくるのではないか。このように予想致します。

そう、例えば手巻きデイトナ時代の、ロングセラーRef.6263のような・・!

Ref.6263は、1969年~1988年頃まで製造された、デイトナ最長の歴史を誇るモデルです。デイトナの系譜の中では第三世代に当たり、手巻きデイトナ最終世代でもあります。

第一世代・第二世代に比べると大幅にスペックアップしていること。また製造期間が長く、比較的状態の良い個体が入手しやすいことから、手巻きデイトナの中でも随一の人気を誇ってきました(もっとも、第一世代・第二世代は希少性がきわめて高く、一般市場になかなか出回らないことも大きく関係しておりますが)。長い歴史の中で様々なマイナーチェンジが行われており、それらがファンによって体系立てられていることも、手巻きデイトナの熱狂的人気を象徴する一幕ですね。

 

そんな手巻きデイトナ Ref.6263の大きな特徴は、防水性が50mに高められたことです(第二世代までは30m防水)。堅牢なオイスターケースはそのままに、プッシャーもねじ込み式になったことから、いっそうの実用性の向上が図られています。

また、先代同様にバルジューCal.72Bを改良し、かつ高精度化したCal.727を搭載していることも特筆すべき点です。

第三世代のデイトナにはメタル製ベゼルのRef.6265もほぼ同時期に誕生し、ラインナップされましたが、近年のセラクロムベゼル人気―デイトナ Ref.116500LNに代表されるような―を鑑みるに、復刻されるとしたらプラスティックベゼルが引き締まったRef.6263となるのでしょう。

プラベゼルの雰囲気はセラクロムベゼルで踏襲しつつ、リューズガードの無いスッキリとしたデザインになることも、併せて予想致します。

ロレックス 新作予想

 

気になるのは、文字盤バリエーションです。

現在のデイトナはブラック・ホワイトの二色展開となっておりますが、恐らくこちらは踏襲されつつ、ちょっとした変更が加えられるのでは・・・などと予想してみます。

そこで、やはり手巻きデイトナ時代のような、ホワイト文字盤×ブラックインダイアルおよびブラック文字盤×ホワイトインダイアルといった、「パンダ」の顔立ちが採用されるのではないでしょうか。

 

ちなみに、同一コレクション内にブラック文字盤とホワイト文字盤があった時、一般的にはブラック文字盤に人気の軍配が上がるものです。

しかしながら近年では、逆転現象が起きることも。もともとスポーツ系にホワイト文字盤が少ないことも影響していると思われますが、デイトナ Ref.116500LNのホワイトのカッコよさたるや筆舌に尽くしがたく、少なくともデイトナ Ref.116500LNのリリース以来、過去のデイトナやエクスプローラーII等のホワイト文字盤人気が、各段に上がることとなりました。

とは言え、もちろん引き締まったブラックも素晴らしく、高い人気を誇ります。

 

この「人気」ゆえに、デイトナはここ何年も、定価を大きく超える実勢相場を続けていることも、大きな特徴であり、これから購入する愛好家にとっては悩ましいところ。

ロレックス全体が相場上昇しているものの、デイトナは別格で、とりわけ現行Ref.116500LNはステンレススティール製であるにもかかわらず、400~500万円超の値付けが当たり前。現行品であるにもかかわらず正規店での購入は難しく、並行輸入市場でも品薄が続きます。

2023年にモデルチェンジが敢行されれば、Ref.116500LNはもちろんのこと、歴代デイトナでさらなる相場高騰を見せてくることは、想像に難くないでしょう。

新作発表を迎えておらず、まだ相場が落ち着いている今。デイトナは、大きな買い時を迎えています!

モーリス・ラクロア、よりモダンにスタイルチェンジした新作「ポントス S クロノグラフ」を発売

モーリス・ラクロアは、コンテンポラリーなデザインが特徴のコレクション「ポントス クロノグラフ」の最新作となる「ポントス S クロノグラフ」が発売された。シルバーホワイトとダークブルーの2カラーを用意し、エレガンスとスポーツを両立させるデザインと使いやすさが魅力だ。

ポントス S クロノグラフ

 

スポーティーとエレガンスを併せ持つクロノグラフ
モーリス・ラクロアは、ポントスコレクションの時計コピー最新作「ポントス S クロノグラフ」を発売した。セラミックス製のタキメーターベゼルや、立体感を持たせたスポーティーなダイアルなど、これまでのポントスでは無かったデザインが取り入れられている。

ポントス S クロノグラフ

モーリス・ラクロア「ポントス S クロノグラフ」
自動巻き(Cal.ML112)。21石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約42時間。SSケース(直径43mm、厚さ15mm)。10気圧防水。
ダイアルカラーは、“シルバーホワイト”と“ダークブルー”の2色が用意され、それぞれマットな質感が特徴のサンドブラスト仕上げが施される。時針と分針のオープンワーク部分や、インデックスとミニッツトラックの間にあるレクタングルシェイプの小さなマーカーにもスーパールミノバが塗布され、暗所での高い視認性を確保。植字によるアワーインデックスには、見る角度によって光の陰影を演出するファセット仕上げとなっている。

ダイhttps://www.pinterest.jp/rasupa2008/アルのレイアウトは、12時位置の30分積算計、6時位置の12時間積算計の2つが上下に並び、9時位置にはスモールセコンド、反対側の3時位置にはデイデイト表示を配置。30分積算計と12時間積算計の中央は、ダイアルが受ける光の反射を抑え、視認性を高めるという効果も得られるサンドブラスト仕上げが、またその周囲はスネイル仕上げが施され、一見シンプルながら凝ったつくりである。

 

Gucci x adidas のコラボ Gazelle から新たなカラーウェイが登場

Gucci(グッチ)〉の2022年秋冬コレクションでお披露目され、今年7月に再発売するほどの人気を博す〈adidas(アディダス)〉とのコラボモデル Gazelle(ガゼル)が、今回新たなカラーウェイで登場。

まずご紹介するのは、ブラウンとブラックのスエードに“Square G”を全面に採用した上品な印象の1足。今年2月にリーク画像が浮上した本モデルは、ブラックレザーのシュータンはオリジナルのパターンを施し、シュータンタブには両ブランドのロゴを組み合わせ配した特別仕様に。

2つ目は、前述のリーク画像と一緒にお目見えしたホワイトレザーのアッパーにベージュのスエードオーバーレイをあしらったタイプ。スリーストライプやシューレース、ヒールのロゴ部分になど〈Gucci〉のハウスカラーであるレッド/グリーンをアクセントとして配した、日常使いにぴったりなデザインに。アッパーサイドの“Gazelle”の文字やヒールのオリジナルロゴはゴールドを用いており、本コラボならではのカラーウェイに仕上がっている。こちらは、シュータンタブをブルーにしたブラックバージョンも展開されている。

 

http://ameblo.jp/kopitokei123/

ティソ「T-タッチ コネクト ソーラー」に新モデルとアウトドアで役立つ新機能が登場

ソーラー充電による高い自律性とスマートフォン連動を特徴とするティソ「T-タッチ コネクト ソーラー」が新たにNBA(ナショナル・バスケットボール・アソシエーション)と世界的サイクルロードレースのリアルタイム情報通知、またハイキングで役立つ「出発地点に戻る」といったナビゲーションの新機能を利用可能にした。

T-タッチ コネクト ソーラー

アクティビティトラッカーもアップグレードされた。T-タッチは継続的に機能拡張やアップデートが行われ、着用者とともに進化し続けるという魅力がある。

イノベーションを続けるティソの原動力
ティソは、およそ170年にわたってイノベーションを続け、ブランドスローガンを「Innovators by Tradition」(伝統に根ざし、伝統を打ち破るイノベーター)に掲げてきた。

何世代にもわたり、新しい技術への投資を続け、「ティソT-タッチ コネクト ソーラー」は画期的な低消費電力型のオペレーティングシステム、Sw-ALPS(スワルプス)の搭載によって、ソーラー充電式かつ最長6ヶ月という驚異的な連続駆動を実現している。ダイアルそのものがひとつの太陽電池で構成され、光に照らされている限り充電を続けることができる。

T-タッチ コネクト ソーラー

ティソT-タッチ コネクト ソーラーは、これまでに発売されたT-タッチをベースにしつつ、着用する人の情熱にそれぞれ近づける機能を搭載している。今回の機能拡張ではNBA(ナショナル・バスケットボール・アソシエーション)と、世界的な自転車レースであるツール・ド・フランス、ジロ・デ・イタリア、ブエルタ・ア・エスパーニャを含む、世界の主要レースのブランドコピー情報をリアルタイムで受け取れるようになった。

https://kotobank.jp

アクティブなユーザーにとって便利な機能も追加
もうひとつの新機能である「出発地点に戻る」は、ハイカー、登山家、トレイルサイクリストといったアクティブなユーザーの役に立つナビゲーション機能だ。エマージェンシーGPSを使用して出発地点から現在地までの距離と方向を特定するものである。スマートフォンが圏外でも作動し、これまでの経路をトラックし、引き返すための道を案内してくれる。

T-タッチ コネクト ソーラー

また、アクティビティトラッカーではハイキングの経路をログに残すことができるようになったので、ハイカーの楽しみも深まることだろう。すでに搭載されている天気予報、高度計、コンパス、アラーム、タイマーを含む日常向け機能はそのまま継続されている。ディスプレイにメッセージ、メール、リマインダー、SNSの更新や電話着信を表示できるようにする設定は、専用アプリから行う。

 

グリーンとブルーを基調とした新作が登場
T-タッチ コネクト ソーラー

ティソ「ティソ T-タッチ コネクト ソーラー」
光発電デジタルクォーツ(Cal.18,5‴)。Tiケース(直径47.50mm、厚さ15.30mm)。10気圧防水。13万4200円(税込み)。
ストラップはファブリックとラバーを組み合わせたバイマテリアル素材で、再設計によってさらなる快適な着け心地と安心感を提供している。ベゼルとケースは2022年2月に登場したモデルと同様、セラミックベゼルと低アレルギー性のチタニウムケースが採用されている。

直径47.5mmのケースに高い視認性のディスプレイを備えながらも、軽量(98g)で堅牢という特徴はそのまま、時分針とウインドローズにスーパールミノバⓇ加工が施されており、暗い場所でもダイアルを読み取ることが可能だ。

 

地球の資源を浪費することなくよりアクティブなライフスタイルへ
ティソ T-タッチ コネクト ソーラーは、設計過程全体にわたって地球環境への配慮がなされた商品だ。太陽の力を使い、フル充電状態で最長6ヶ月間駆動するため、地球の資源を浪費することがない。また、アクティビティを記録するアプリと連携することで、よりアクティブなライフスタイルへ導いてくれる。地球のため、ユーザーのために、より良い暮らしや行動を促す時計なのだ。

T-タッチ コネクト ソーラー

コネクテッドデバイスでありながら、スマートフォンと接続していない状態では単純に美しいデザインと設計が施された“ウォッチ”として着用することができるのも魅力だ。日々を満喫し、新しい機能とともに進化し続けたいと願う人のためのウォッチと言えるだろう。

ダイヤが煌めきながら回転! シャネル前代未聞の新作

かつての「ジュネーブSIHH」と「バーゼルワールド」の主役級ブランドが一堂に会し、今年はリアルで開催された世界最大の時計フェア「ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ2022」。「ワンダーズ」という言葉に象徴されるように、数々の時計には新たな発見と驚きがいっぱいだ。

シリーズ第13弾は、「シャネル」。時計ジャーナリストの菅原 茂氏とENGINE編集部時計担当の前田清輝がその魅力を解説する。

5番目の自社ムーブメントはフライングトゥールビヨン

シャネルにとって重要な数字はなんといっても「5」。最新作「J12 ダイヤモンド トゥールビヨン」に搭載されているのは、5番目に誕生した自社ムーブメントである。パリでデザインされ、スイスに構えるシャネルの自社工場で具体的な開発と組み立てが行われたこのムーブメントは、フライングトゥールビヨンの中央に0.18カラットのダイヤモンドを配し、煌めきながら回転するという前代未聞の設計が驚き。トゥールビヨンのキャリッジや時刻表示の針、リュウズにもダイヤモンドをあしらい、ブラックに宝石の白い輝きが映える様はまさにシャネルワールドだ。

 

J12 ダイヤモンド トゥールビヨン
円形のブリッジの周りに輪列が展開する特異な構造やライオンのモチーフは自社ムーブメントの証。ケースとブレスレットは高耐性マットブラック セラミック。ベゼルにもバゲットカット調のマットブラック セラミックをセット。トゥールビヨン、針、リュウズにダイヤモンド。手巻き。ケース直径38mm、世界限定55本。

33mmモデル専用に開発された新しい自動巻きムーブメント、キャリバー12.2を搭載。38mm径モデルに搭載されるキャリバー 12.1同様、シャネルが資本参加するケニッシ社製のムーブメントは、50時間パワーリザーブ、COSC認定クロノメーターの高精度も特長。高耐性セラミック&ステンレススティール、200m防水。86万3500円。

菅原 「ムッシュー ドゥ シャネル」以来、ユニークな自社ムーブメントに常に注目してきたのだが、今回の「キャリバー 5」にはびっくり仰天。各社が軽量化に取り組むトゥールビヨンにまさかのダイヤモンド。ふつうならありえない発想だが、製品化までに試行錯誤があったのではないかと察する。でも結局、やったもの勝ち!

前田 シャネルは毎年、紹介したい時計コピー新作が多くて悩んでしまうブランドだ。そんな中、今回注目したのは「J12」だ。ダイヤモンドをあしらったトゥールビヨンに目を奪われる一方で、新たに加わったケース直径33mmのモデル「J12 キャリバー 12.2」には、専用のムーブメントを搭載しているあたりに真摯な時計作りが伝わってくる。

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〈ブライトリング〉の新作ウォッチは ターコイズブルーの文字盤が夏らしさを演出!

暑い日が続くと、Tシャツにショーツといった着こなしが多くなってくる。とはいえ、そればかりになると少々マンネリ気味……。では、どうするか? 手元に鮮度のある1本を置くのもひとつの方法。そうすることで着こなしの印象がガラリと変化。グッと新鮮な雰囲気をまとえるというわけ。〈ブライトリング〉の新作スーパーオーシャン オートマチック 44は、まさにそんな1本。ご覧のように文字盤が夏らしい爽やかなターコイズブルーでカラーリング。これなら着こなしのアクセントになるし、涼しげな見た目も演出できるはず!

〈ブライトリング〉といえばナビタイマーやクロノマットというイメージが強いけど、1950年代後半からはダイバーズウォッチの名作スーパーオーシャンも展開されていた。当時は、海洋探検家ジャック·クストーの冒険に影響を受けて、スキューバダイビングが大流行。そのダイビングは、海の中で残りの酸素量を測るために、分単位での時間計測が必須。そのため初期に開発されたスーパーオーシャンでは、余分な機能である秒針を排除。逆に重要である分目盛りには、コントラストの際立つダイヤルリングを採用。控え目なインデックスの代わりに太い夜光塗料付きのバトンを配することで、視認性を高めた。そして秒針に代わって登場したのが、画期的な分単位のクロノグラフ。1時間かけてダイヤルを一周することから“スローモーション”と呼ばれたという。

ケース径44mm、自動巻き、SSケース、ラバーストラップ、300m防水。58万3000円(ブライトリング/ブライトリング・ジャパン)

今回、発表された新作のスーパーオーシャンは、前述した“ロレックスコピースローモーション”のシンプルなツールウォッチ(計器)という理念に立ち返っている。もちろん現代のニーズに合わせ、秒針は配置されているが、よく見るとオリジナルデザインからヒントを得ているのがわかる。なんといっても特筆すべきは、スローモーション独特の四角形の分針が復活したこと。もちろんコントラストの際立つ分目盛りも復活。

スローモーションといえば、分単位のクロノグラフ機能が作動しているか? などを異なる色で表示した、6時位置の丸い窓“ドット”を思い出すファンもいるかもしれない。実は新作スーパーオーシャンでは、秒針の先端に近い円を配していて、それが“ドット”へのオマージュとなっている。

クラシックなデザインながら、技術においては驚異的な進化を遂げている。300m(1000フィート)防水はもちろんのこと、幅広の針とインデックスは発光性のスーパールミノバでコーティング。水中でも優れた視認性を確保してくれる。傷がつきにくいセラミックをはめ込んだベゼルは、摩耗したり、色あせる心配がいらない。そして安全のため、ベゼルは逆回転防止付きであるのも見逃せない。また、この同モデルは海に入ることを前提にしてあるので衝撃はもちろん、砂、塩水に対する耐性も付与。自動巻きのブライトリング キャリバー 17が約38時間のパワーリザーブを備えているのも嬉しい。

色鮮やかなターコイズのカラーダイヤルは、この時季らしい爽快な印象。それでいて、黒のベゼルとラバーストラップが全体を引き締めているので、精悍さも備えている。これなら黒のTシャツに黒ショーツという夏の黒×黒コーデのアクセントにぴったり。着こなしに鮮度が足りないと思ったら、こちらの1本を手元に投入してみるのはいかが?